もうイングランドにウンザリよ

もうイングランドにウンザリよ

 

窓辺のサラが振り向いて夫に言う。

「郵便が来たわ」

郵便ではない、騎乗の一隊だ。

サラは自分の運命を知る。でも頭をうなだれはしない。

夫に言った。

「もうイングランドにはウンザリよ。よそへ行きましょう」

 

 

〜「女王陛下のお気に入り」〜

 

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