大佐と結婚させる

大佐と結婚させる

 

アビゲイルと大佐の結婚を女王は急いだ。

サラが戻ってきたら邪魔するのに決まっている。

「今すぐ式を」

女王とハーリーの立ち会いで、式が挙げられた。

サラがいなくても(もしサラだったら)の発想は

女王に取り憑いている。

幻想も妄想も根拠なしに現れない。

不在であればあるほど自分を左右するサラの存在を

女王はもっとオフィシャルな立場で考えるべきだった。

 

〜「女王陛下のお気に入り」〜

 

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