彼女は突然別のものになった
「彼女はニーナだった。でも突然別のものになった。
行く先々で聞こえてくるのは、自分ではなくあなたの名前」
ここ、ちょっと注意して聞いていなければいけないセリフです。
それまでニーナの口から出る名前は「自分」(キャス)だったのに、
あなた(アル)という男の名前になった。ニーナの心に
自分以外の人間が座を占めるようになった…
キャスはそれについてなにも触れていないことが、
最愛の親友の変化を、私心抜きで見守っていたとのだと
思わせます。
〜「プロミッシング・ヤング・ウーマン」〜