助けて、お願い!
ディナー・パーティーから帰るポールとエレーヌの車の前に
暴漢3人に追われた、血だらけの若い女が飛び出した。
「助けて、お願い」
ポールはドアをロックし、女を見捨てて発車した。
救急車を呼ぼうとするエレーヌに「やめろ、関わり合いになるな」
この夫婦、エレベーターの中でも背中を見せて立つ冷え切った仲。
20年以上前の映画ですが、アンチ家庭、アンチ家族、血のつながりはないが、力を合わせて独自の幸せを掴んだ女たちの
ヒューマンストーリーです。
コリーヌ・セロー監督の作品の中でも、
彼女の視点が今も新しく感じられます。
原題は「カオス」ですが、邦題のセンスの良さも傑作。
〜「女はみんな生きている」〜