労働の対価を払え!

 

労働の対価を払え!

 

ウィリーが吊し上げを食っています。

彼のゴーストライターたちが、

「労働の対価を払え」とねじ込んできたのです。

なだめすかして引き上げさせたとたん、

「ふん、私の名前がなければ仕事もないくせに」

ウィリーという人物、物を書くより、マネジメントに才能があった。

ゴーストライターを何人か雇い、粗筋を口述しライターが肉付けする。

作家というよりビジネスマンです。

その彼にピンときたのが、誰あろう、目の前の妻でした。

 

 

〜「コレット」〜

 

 

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