一緒に旗を持ってくれよ
ロンドン・ゲイ・プライドのパレードが行われています。
ジョーはマイクに「一緒に旗を持ってくれよ」と押し付けられた。
1984年ロンドン・ゲイ・プライドのパレードです。
ジョーはゲイであることをひた隠しにしている青年で、
「僕は目立ちたくないんです」と断るが
マイクは強引に旗をもたせて行進する。
レスビアン・ゲイのグループが、サッチャー政権下で起きた
1984年から85年の炭鉱ストを
募金活動によって支援した実話の映画化です。
同性愛者への軋轢が厳しかった80年代、前例のない活動は
ケシ粒ほどの火種がローソクほどの灯りに、やがて焚き火ほどに燃え、
とうとう社会を変動させた情熱となりました。
多彩な登場人物が、理解と無理解、差別と共鳴、挫折と希望を
織りなします。一緒に旗を持つ人間でありたいと思いました。