乾 杯!

 

乾 杯!

 

タリーとマーロは、夜の庭に出てワインを手に語り合う。

静かな時間を、ひとしきり話し、「乾杯」グラスを合わせた。

こんな余裕が持てたのは何年ぶりだろう。

「セックス? ご無沙汰ね。

食事したいのに、レストランも空腹かも決められない。

昼間はミアを抱いていて、あの子が一番なの。

夜になってもギアを切り替えられない」

心を割った、打ち解けた話もしたことがなかった。

 

 

〜「タリーと私の秘密の時間」〜

 

 

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