私の人生に戻るわ
刺客6人を射殺。
「死ぬ前に言ってあげる」とロレーンがブレモヴィッチに話しかける。
「東西冷戦を終わらせるには、鉄の壁を破ることが必要だった。
私に操られていたのはあなたよ。私は自分の人生に戻るわ」
ロレーンは部屋を出る。ドアの外で待っていたのはメルケル。
ボーイの制服を着て、部下数人を掃除係に変装させて待機。
ロレーンが仕事をすませたら、跡形もなく「掃除」しなければならぬ。
もちろんアイスペールに拳銃を忍ばせておいたのも彼。
ロレーンがさっさと去るのを送り(ふう…)声にならぬため息をつく。
絵になる男のため息。彼はロレーンがちゃんと(元気で)現れるのを
露ほども疑っていない、そんなふうに思わせるシーンです。