私はいないほうがいい?
マリリンがビリー・ジーンに問いかける。
「私はいないほうがいい?」
最大のプレッシャーの中に飛び込もうとしている彼女。
自分はいたほうがいいのか。
いて支えるべきだという発想はマリリンにありませんでした。
断崖に独り立つことを自分で選んできた女性がビリー・ジーンだった。
コートに立てば誰の力もかりられないことを誰よりも知っている。
でも訊いてみた。
「わからない」と返ってきた。
今は勝つことに集中させること。
自分にできるのはそれだけと判断したマリリンはツアーから去ります。