あなたのおかげで先生が出て行く
ダイは手下を引き連れ、フィアマに詰め寄りました。
「あなたのおかげで先生が出て行くわ。昨夜何があったの?
先生と関係を持ったの?」
「どう思うの?」とフィアマは訊く。
彼女も酔っ払っていたから詳しくは言えないのですが、
何をされたかくらいはおぼろげに覚えています。
フィアマが言い返す「先生が言っていたこと、全部聞いたのね」
だったら「被害者は私だって、なぜわからないの!」
フィアマのいうのが正論です。でも燃えるダイには通じない。
フィアマを「ウソつき」と決めつける。
「ウソじゃないわ。あの人のしたことを報告しなきゃ」
そう言ってフィアマは走り出した。