マーサと私が恋人同士だというの
そう、カレンはジョーにいう。
マーサは怒る。「名誉棄損で訴えます」
ティルフォード夫人「帰って。汚らわしい」
この映画は1962年の公開です。
まだまだ同性愛に対する偏見は大きかったけれど、ワイラー監督は
当時としてはいいにくかったであろうことを、この後セリフにしています。
順に見ていきますが、そこでやはり最初の「謎」に突き当たるのです。
なぜマーサは死んだのだろう。自殺したのだろう。
マーサの死にはカレンが深く関わっています。
ゲイ映画の定番オチとしての「自殺」で、片付けられない気がします。
ワイラー監督の何かわるだくみがあるような。そんな気がして仕方ない。