ふしだらな女20160111

 

Shoot! There is nothing left to kill!

もう逃げ隠れしないわ!

ヒッチコックはよくよく気の強い女が好きで、この映画は彼のサイレント時代1928年、彼がまだ20代のときです。
ヒロイン、ラリータは不倫して相手は自殺、南フランスに移り、そこでイギリスの良家の青年に見染められ、再婚する。
彼の実家でいやがらせを受け、人違いだとごまかしていたが、彼女の過去が明るみに出て婚家を去る。
離婚裁判は当時社会的なスキャンダルで、野次馬が裁判所の前でまちうける。
ラリータはズカズカ彼らの前に降りて行き面罵する。
そのときのセリフです。
離婚は恥ずかしいことでも汚いことでもない、男が自殺したのは気の毒だったが、自分のせいにされるのは筋違い、といいたかったわけ。

(「ふしだらな女」)