マーニー20160110

 

When a child, a child of any age, can not get love,
it takes what it can get, any way it can get.

愛に飢えた子は、愛を求めあがく

幼女期の心の傷のためどうしても男を愛せない、セックスできないヒロイン、マーニーにティッピ・ヘドレン。
娼婦だった母親は、娘マーニーを犯そうとした男から娘をかばい、娘は母親を殴る男を火かき棒で殺し、ショックで記憶を喪失した、母親は自分が殺したと自首します。
母娘とも事件がトラウマになり、マーニーは母親がうちとけてくれない理由がわからず、虚しさを埋める、盗み、詐欺、泥棒に走ります。
夫(ショーン・コネリー)は過去にさかのぼり、妻の盗癖は「愛に飢えた子が愛を求めるあがき」だったとわかります。
幼女返りしたマーニーが、子供の声で真相を独白するラストが圧巻です。

(「マーニー」)