めぐりあう時間たち20160413

 

「姉さん、いつか楽になる日が来る?」

ウルフが姉のバネッサに抱きついて泣きながら言う、
このセリフは痛ましい。
病気の予感と創作の中断と狂気に怯え、
ウルフの神経はさいなまれます。
母親を早く亡くしたウルフは、
姉に一生甘え、頼りにしていました。
姉は姉でアマエタの妹に口やかましいことを言い、
行き着く先は姉妹の口争い。
ウルフは手紙などでエラそうに姉に歯向かっていますが、
いざとなればしがみついて心細さに泣く。
このシーン、
キッドマンは本当に涙ポロポロです。

(「めぐりあう時間たち」)