ゲイ映画のキメ台詞

鍋を火にかけてきたから帰らなきゃ

〜天才グザヴィエの3連発③〜

  「ごめん、鍋を火にかけてきたから帰らなきゃ」 アポロのような美青年ニコラに、フランシスとマリーは同時にのぼせる。 フランシスはゲイ、マリーは彼の親友だ。 「君といたら楽しくて仕方ないンだ」とフランシス。 ニコラの返事「ごめん、ぼくはゲイじゃない」 迫るマリーには「ごめん、鍋を火...

明日、わたしも死ぬわ

〜天才グザヴィエの3連発②〜

「明日、わたしも死ぬわ」 「母さんなんか大嫌いだ、いっしょに暮らしたくない!」 息子のユベールが叫ぶ。 「いいけど。でも、母さん、お腹すいた、ごめんなさい、じゃないでしょうね」と母親は冷静そのもの。 ユベールはゲイであることを隠している。それも後ろめたい。 「ぼくが今日、死んだらどうする?」 ママはムス...

女じゃなく、バカになったの?

〜天才グザヴィエの3連発①〜

  「女じゃなく、バカになったの?」 体は男だけど女になりたい主人公ロランス。トランスに悩むロランスが本心を母親に打ち明けた。母親は冷静。 「驚く? なにに驚くの。お前の告白を聞いて苦しむべき? 冗談じゃない」 「ママ、ぼくが嫌いになった?」おずおずきくロランス。 ここでママの冒頭の...

「なぜ小説を書く?」「復讐だよ」

〜大理石のようなジョニデのお尻がみたいとき〜

  「なぜ小説を書く?」「復讐だよ」 主人公の作家にバビエル・バルデム。受刑者たちの慰安会が月に1度開かれ、刑務所はクラブに早変わり。花型マリリン・モンローに扮するのがジョニー・デップです。ひげの剃り跡も清々しく、形のいい大理石のようなお尻にギリギリ食い込んだ白い小さなパンティ。 彼の特技は...

女の “いい人” はセクシーじゃない

〜女が女の魅力を言いたいとき〜

「女の “いい人” はセクシーじゃない」 ペネロペ・クルスが地獄の使者のアバズレ女、ビクトリア・アブリルが天国の使者<いい人>です。地上に降りた彼女らの使命は敵対関係にある。 ペネロペはビクトリアが好き。でも堅物のビクトリアはペネロペの熱い視線になかなか応えない。半分ヤケクソのこのセリフ。 「女はワルでないと...

「ありがとう」「わたしこそ」…

〜うまくいえないけど心からの感謝を伝えたいとき〜

「ありがとう」「わたしこそ」 「ありがとう」が検事補のキャサリン(ケリー・マクギリス) 「わたしこそ」がレイプ被害者のサラ(ジョディ・フォスター) 検察さえ見放した裁判に孤軍奮闘したキャサリンを、サラは「うらない」にかこつけベタホメします。大統領になれるとまでいわれたキャサリンが「ありがとう」、ほんと...

これからはその方面を究めたい…

〜なんとなく詩的なセリフを声に出していいたいとき〜

  「これからはその方面を究めたい」 72歳でゲイ宣言をしたパパ(クリストファー・プラマー)。 息子オリヴァー(ユアン・マクレガー)のとまどいを尻目に、恋人と、あるいはゲイ友だちと、残りの人生をこころおきなく暮らす。それにひきかえ息子は毎日、屈託の不幸顔。  パパは息子のウダウダした性格を...

ケレルは海の上を歩く黙示録の天使…

〜なんとなく詩的なセリフを声に出していいたいとき〜

  「ケレルは海の上を歩く黙示録の天使」 意味? わかりません(笑)。ケレルの上官、フランコ・ネロだって、深く考えて言ったのではないようなのだけど。ヨハネ黙示録で、ラッパを吹いている天使のことじゃない? ケレルとは主人公の男性の名前。男同士の熱い視線が放射能ビームのように行き交います。 あん...

君の精液のついたパンツ…

〜切なくて殺したいほど愛しているとき〜

  「君の精液のついたパンツを洗っているじゃないか」 サクセスしたとたん、古女房のようなパートナー、ケネス(アルフレッド・モリーナ)に、皮肉、傲慢、言いたい放題のジョー(ゲイリー・オールドマン)。ケネスはおだやかで、しかも実家が金持ちの文学青年。ジョーの才能を信じ、物心両面にわたって支え、...

君はダンディだよ、グレイ

〜「ハンサム」より「ビューティフル」よりまだイケル一言〜

「君はダンディだよ、グレイ」 グレイ(ヘザー・グラハム)が、社内アナウンスのスイッチが入っていると知らず、自分がゲイだと兄に打ち明け、社内中がそれを聞いてしまった。 落ち込んだグレイはタクシーの運転手でゲイのゴーディ(アラン・カミング)に相談する。このときゴーディがグレイに「君はダンディだよ」といいます。 「...