ゲイ映画のキメ台詞

LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

いいって。いつか払ってくれ

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」③〜

いいって。いつか払ってくれ アイリーンは家賃をためている。トムは大家だ。払うあてのないアイリーンが「トム、でてくよ。家賃、ごめん」「いいって。いつか払ってくれ。この前みたいに男に半殺しにされるなよ」トムはアイリーンの娼婦という身の上を温かい目で見るただ一人の味方。演じるのはブルース・ダーン。映画史に光る脇役で...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

ビールが飲みたいだけだった

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」②〜

ビールが飲みたいだけだった 「セルビーとの出会い? ビールが飲みたいだけだった」セルビーがクリスティーナ・リッチです。この映画は監督パティ・ジェンキンス32歳、シャーリーズ・セロン28歳、クリスティーナ・リッチ23歳。若い元気のいい女優と監督の活気、情熱、問題意識がキラキラしています。セロンは製作にも名を連ね...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

雨に濡れながら自殺を考えていた

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」①〜

雨に濡れながら自殺を考えていた アイリーン(劇中、リー)は8歳で父の友人にレイプされ、母親はいなかった。近所に預けられた弟と妹にお金を渡すため、13歳で路上に立つ。夢はたくさんあった。シャーリーズ・セロンのモノローグが淡々と続きます。「人は何かを信じて生きているけれど私には愛だけ。でも男には愛想が尽きた。だか...
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私は朗読係、やがて何者でもなくなる

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑳〜

私は朗読係、やがて何者でもなくなるラストのシドニーのセリフは「そして誰でもなくなる」と「やがて何者でもなくなる」がありました。後者のほうがわかりやすかったのでそれにしました。馬車には、豪華なポリニャック夫人のドレスを着たシドニーと、粗末な服を着て従者を装った夫人と旦那が。検問所に来た。「王妃の期待に応えるように」と、夫...
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シドニー、ガブリエルに伝えて!

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑲〜

シドニー、ガブリエルに伝えて!シドニーはポリニャック夫人の緑色のドレスに着替え、退室する。廊下に出たシドニーを王妃が呼ぶ。シドニー引き返す。せめてここで「すまないわね」とか「ありがとう」とでもいうのか。それどころか。「シドニー、ガブリエルに伝えて。決して忘れないと」王妃はシドニーの唇にキスします。「伝言たのむわよ」って...
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これほど朗読係と親密な王妃がいる?

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑱〜

これほど朗読係と親密な王妃がいる?さすがに王妃も、非人間的な要求だとわかっている。だから上のセリフみたいな言い訳をする。「ガブリエルへの恋心を打ち明けたのはあなたを信用しているから、これほど朗読係と親密な王妃がいる?」打ち明けてくれとシドニーが頼んじゃわけじゃなし。シドニーが、頭がよく理解力に優れた娘だから、王妃が自分...
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私に愛されるチャンスなのに失礼ね

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑰〜

私に愛されるチャンスなのに失礼ねジコチュー、独りよがり、思いのままになる世界で生きていると他人に対する配慮とか、気遣いとかは消えてしまうのでしょうか。こういう人に限って、直観力は異常に鋭い。王妃も例外ではなく、自分とシドニーの格差愛を充分わきまえている。王妃にしたら「あなたの愛にせっかく応えてあげようというのに!」でし...
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ポリニャック夫人と逃げるのよ

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑯〜

ポリニャック夫人と逃げるのよ「ポリニャック夫人とヴェルサイユから逃げるのよ。夫人は有名だから命を狙われる恐れもあるわ。 召使いに変装するので、あなたが夫人の服を着て。 馬車が止められたとき、夫人の命を守るためよ」「要するに、わたしに夫人の身代わりになれと」宮廷の金庫を食い潰した借金女の代わりに、お前が殺されろというのね...
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「陛下のおそばに」「それはないわ」

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑮〜

「陛下のおそばに」「それはないわ」きらびやかな宮廷、衣装、建築、贅を凝らした宮殿のロココ美術。華やかな色調で進んできた映画はここへきて、一挙に転調します。監督は破滅に向かう二人のヒロインを暴き出す。一人は献身に生き、一人はその愛を残酷に利用する。「あなたの未来の話を」と王妃が切り出したとき、シドニーは迷いなく「陛下のお...
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愛情がこもっています

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑭〜

愛情がこもっていますシドニーの姿を見た王妃は嬉しそうに「ラボルドさん、見て。ダリアの刺繍よ」刺繍の名手シドニーが、女官に懇願され、徹夜で作り上げたのです。「愛情がこもっています」とだけシドニーはいう。「この人に褒美をとらせましょう」王妃は小袋を女官に手渡す。シドニーは黙ったまま見ています。背筋を伸ばし、胸を張って。たっ...