ゲイ映画のキメ台詞

名門大など出ていません

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑬〜

名門大など出ていません 思いがけない「待った」がかかるが、スティーヴンはあわてない。うろたえない。まっすぐ裁判長を見つめ、こう切り出した。「わたしは名門大など出ていません。ごく地味な学歴です。 三流大学出の農村育ち。でも、彼と同じ弁護士です」どう考えても指摘された異議に関係ない。本当にスティーヴンの「すごい」...

すごい、信じられない!

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑫〜

すごい、信じられない! スティーヴンはめでたく仮釈放になった。一直線に古着屋へ。スーツに身を固め、フィリップの早期釈放を勝ち取ろうと、大胆にも弁護士になりすますのだ。「君を守りたい。一緒に生きよう」フィリップはスティーヴンが本物の弁護士だと疑っていない。スティーヴンは法廷でとうとうと弁じたて、「モリスの釈放を...

愛してる、フィリップ・モリス!

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑪〜

愛してる、フィリップ・モリス! スティーヴンが他の刑務所に移送される。同じ刑務所の他の棟でも房でもない、よその刑務所だ。どうあがいても、もう会えない。スティーヴンが護送車に乗ろうとしているのが見えた。フィリップは無我夢中で中庭を突っ切って追いかける。「金髪碧眼」は標的にされるから、今まで引きこもっていたフィリ...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

だれかが雇ったのさ

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑩〜

だれかが雇ったのさ フィリップが眠れない。隣の囚人が一晩中、叫んでいるのだ。それをスティーヴンにいった。ある日その「叫び屋」はボコボコに。二度と叫べなくなった。「だれかが雇ったのさ」ムショの中では暗黙の了解。 (「フィリップ、きみを愛してる」)  ...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

なんでもオレに任せろ!

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑨〜

なんでもオレに任せろ! フィリップとスティーヴンは別棟になることに。離れ離れだ。心細がるフィリップにスティーヴンは力強く「なんでもオレに任せろ!」ある朝、別棟にいるはずのスティーヴンが、すました顔で備品の交換にやってきた。「ウソだろ! どうやって?」目を丸くするフィリップに「ちょっとツテを使って。話はいい、や...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

金髪で青い目のゲイは標的だ

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑧〜

金髪で青い目のゲイは標的だ スティーヴンはフィリップの守護神となります。彼の刑務所内の情報網は完璧で、調達できないものはない。「金髪で青い目のゲイは標的だ」だからフィリップは中庭に出ない。刑務所内引きこもりである。スティーヴンが人の心をとろけさせるのは天下一品。「この強烈な電流を感じているだろ?」自分の気持ち...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

民法? オレ、弁護士

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑦〜

民法? オレ、弁護士 「フィリップ? 見かけない顔だな」とスティーヴン。刑務所内の法図書館で民法を調べていたのがフィリップ。いけしゃあしゃあとスティーヴンは弁護士を名乗る。「オレ、弁護士」「ホント?」フリップはまるで地獄で仏みたいに、すっかり頼りにする。ユアン・マクレガーのフィリップですが、金髪碧眼の典型的な...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

売られたケンカは買うしかない

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑥〜

売られたケンカは買うしかない 刑務所の中も強くなければ生きていけない。「オレも歯と脊椎損傷。売られたケンカは買うしかない。またはアレを…。選べ」とスティーヴン。かなりきわどいセリフも出てきます。本作の数年前に「ブロークバック・マウンテン」がありました。ゲイの男性ふたりが主人公で、ずらずらとアカデミー賞候補にな...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

残された道は詐欺師

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」⑤〜

残された道は詐欺師 資金繰りのため、残された道は詐欺師。スーパーの床に油をまき、わざと転倒、「誰だ、こんなところに油をまいたやつは!」とネジ込む。エスカレーターの上段からダイビング、もろに怪我して訴える。保険金詐欺、旅券詐欺、「なんでもやった」ある日、別れた妻の元に荷物が届いた、開けてみると札束が!別れたとは...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

ゲイは金がかかる

〜天才詐欺師が最後に挑んだ大勝負「フィリップ、きみを愛してる」④〜

ゲイは金がかかる 腕時計に宝石、恋人に買い与える派手な出費。「ゲイは金がかかる」「オレは大学も出てないんだ」とスティーヴン。でも彼にはIQ169という驚異の頭脳があった!映画はハイテンションでスティーヴンの華麗なる変身を追っていきます。天才詐欺師が目指すところ…このあたりまでくると、もうジム・キャリーのひょう...