Diversity Studies

わたし、すごい年上よ

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑥〜

わたし、すごい年上よ 初デート。ステイシーはローレルをゲイバーに連れていく。ローレルは仕事女子で、まったくオクテ。「わたし、すごい年上よ」ともじもじしている。「だから?」ステイシーは一目惚れだから気にしない。あまりうまくないローレルをリードしてダンスする。「素敵だよ」「あなたも」と、まあ、いいムード。気持ちが...

地元だとプライバシーが保てない

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑤〜

地元だとプライバシーが保てない ゲイであることを隠したいローレルは地元でイチャイチャしておれない。つまり「プライバシーが保てない」と。「じゃ」背中を向けたローレルに「番号聞いてもいい?」とステイシー。ローレルはメモ用紙がないとかいってしぶしぶモード。ステイシーの腕にケータイの番号を書き「勤務中は出られない。私...

わざわざバレーボールをしに?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」④〜

わざわざバレーボールをしに? 家まで遠いというローレルに、どこかとステイシーが訊く。ローレルは顔をしかめていますが「オーシャン郡」と答える。車で1時間もかけて「わざわざバレーボールをしに?」ステイシーは呆れるが、「時々は出かけないと」ローレルは真顔です。「出会いがない?地元の女の子じゃダメ?」いちいち訊いてく...

お姫さまが来たよ、声かけたら?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」③〜

お姫さまが来たよ、声かけたら? ステイシーの友だちはローレルを「お姫さま」と呼んで冷やかしている。「うるさいってば」と邪険に返事しながらステイシーはローレルを追う。映画の時代は2002年です。ゲイ関係はオープンになりつつあり、ステイシーの世代はカムアウトに特別な意識はありません。でもローレルは違う。警察という...
水

今のサーブは?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」②〜

今のサーブは? ローレルとステイシー(エレン・ペイジ)の出会いです。ゲイ・ウーマンたちのバレーボール同好会の試合にローレルが来ている。「金髪を狙いなよ。超ヘタクソだよ」とステイシーの友だちが耳打ちする。ステイシーは金髪のローレルをネット越しに見ていたが、ややあってサーブを打つ。ドベタにもかかわらずローレルが綺...

「SOU!ルーム〜衛澤さんのちょっとええやん」VOL.16

Vol.16 「何もしない」というお手伝い  ドライアイがひどくて1時間に1回は目薬をさす衛澤です御機嫌よう。 私がお世話になっている精神科の医師は、全盲ですが眼鏡をかけています。何のために、と思う人も多いでしょう。 眼鏡は見え方が弱い人の視力を補助する医療器具ですから、まったく見えていない人が着けても無意味...

密売人逮捕!

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」①〜

密売人逮捕! 「密売人逮捕 麻薬ルート解明へ」新聞の1面トップニュースを、ローレルが嬉しそうにデーンに見せる。ふたりはベテラン刑事。昨夜の捕り物で密売人一味を逮捕し、ルートの解明に道筋をつけた。ローレルがジュリアン・ムーア、デーンにマイケル・シャノン。デーンは「優秀な相棒 ローレル・ヘスター」と新郡政委員に就...

剥き出しの孤独の上に

〜君の名を書く…「マップ・トゥ・ザ・スターズ」㉛〜

剥き出しの孤独の上に  アガサとベンジーは元の家の焼け跡にいる。大量に薬を嚥下する。「13回夏を過ごした。文句ないさ」と弟。「そうね。悪くないわね」と姉。指輪をお互いの指にはめる。「この指輪にて聖別され、わが夫に」「汝の夫に聖別されたり」「この指輪にてわが妻に聖別されたり」「汝の妻に聖別されたり」二人は寄り添...

終わりよ。わかる?

〜君の名を書く…「マップ・トゥ・ザ・スターズ」㉚〜

終わりよ。わかる?  玄関のチャイムが鳴った。ベンジーがいた。病院を抜け出して、行くところがないと床にうずくまる。姉は静かな声で「よく聞いて、ベンジー。もう何も残っていない。終わりよ。わかる?これは母さんの指輪。父さんのを手に入れて」ベンジーは出て行く。家に帰ると静まり返っている。プールサイドに焼死体が。母が...

「すみません」「それ、やめて」

〜君の名を書く…「マップ・トゥ・ザ・スターズ」㉙〜

「すみません」「それ、やめて」 アガサは見ていました。車の中のハバナとジェロームを。だって家の玄関に横付けさせてやっているのだもの。ハバナが車から降り、スカーフでシャッと股を拭く。ジュリアン、そこまでやるか。家の中にアガサがいた。「遅いわよ」「すみません。体調がよくなくて」アガサはカウチに腰掛ける。「私は朝5...