Diversity Studies

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双子の姉がいたけれど…

〜ルームメイト④〜

双子の姉がいたけれど…   ヘディはあまり身の上話をしませんが、 「双子の姉がいたけれども、死産だった」とだけ言います。 だから「体の一部が欠けている気がする」とも。 つまり、ヘディが求めているのは「もう一人の自分」です。 引っ越し祝いにアリーは電気スタンドを、ヘディはイヤリングを プレ...

仲直りの可能性はないの?

〜ルームメイト③〜

仲直りの可能性はないの?   ボーイフレンドを追い出したというアニーに 「仲直りの可能性はないの?」とヘディは訊く。 よりが戻ったら追い出される羽目になるし、それは「悲惨だから」 アニーはきっぱり「よりは戻らないわ」 「いいの?」 自分でいいのかと心配げに念をおすヘディ。 二人はすっか...

アリソンさんね。辛いことでも?

〜ルームメイト②〜

アリソンさんね。辛いことでも?   ヘディ(ジェニファー・ジェイソン・リー)の登場シーンがいい。 部屋に一人、寂しくなったアリーが床にしゃがんで泣く。 アリーの膝を抱えた向こうに、キュロットと編上げ靴を履いた脚が現れる。 ゆっくり歩いてきて「アリソンさん? ドアが開いていたから」 顔を上げ...

「SOU!ルーム〜衛澤さんのちょっとええやん」VOL.29

■ハゲの何故    先日剃髪してつるつる坊主になったので頭を洗うのもボディシャンプーでいいのだろうか、やはりシャンプーで洗うべきなのだろうかと悩んでいる衛澤です御機嫌よう。    これまでのこのページでは何度か頭髪に関わるお話をさせて頂きました。テーマを選択する際に意識した訳ではないのですが...

ルームメイト求む

〜ルームメイト①〜

ルームメイト求む   1992年の映画ですが、今見ても古くありません。 主演のブリジット・フォンダとジェニファー・ジェーソン・リーが よかったこともあります。特に悪役に回ったジェニファーが出色でした。 彼女の役柄は確かにフツーではありませんが、 監督がバーベット・シュローダーです。 彼の...

帰ったのかと思った

〜キッズ・オールライト㉛〜

帰ったのかと思った   ふと気がつくとママも弟もいない。 ジョニは不安になる。部屋の外に出てあちこち視線を巡らす。 見当たらない。 「ここよ。車を移動していたの」 (ああ、いたのだ)ホッとする。 「帰ったのかと思った」 「黙って帰るはず、ないでしょう」 ママたちは前のシートにいて、手...

一人にして

〜キッズ・オールライト㉚〜

一人にして   娘が学生寮に入寮する。 ニック、ジュールズ、弟が揃って車に荷物を積み込み、8時間かけて寮へ。 「ここがそうね」ママたちは感慨深い。 生まれて初めて親元を離れる娘。彼女が暮らす部屋。 ジョニーは段ボールや箱が置かれたママの部屋で「一人にして」と頼む。 親の世話やきがうるさい...

どうか許してほしい

〜キッズ・オールライト㉙〜

どうか許してほしい   ジュールズがバラバラになった家族と向き合います。正面から。 「ママたちは危険な状態よ。結婚って難しい。 ふたりの人間がお互いに苦労に耐え、年月を重ねる。歳をとり、変わりながら あまり一緒にいると時として、相手を見失い、 目に映るのは自分の醜さの影だけ。 話し合おう...
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あなたの家族じゃないのよ!

〜キッズ・オールライト㉘〜

あなたの家族じゃないのよ!   訪ねてきたポールにニックが相対する。 開口一番「よく聞きなさい」。アネット・ベニングの迫力がほとばしる。 「あなたの家族じゃないのよ。私の家族よ。その理由を知りたい? あなたは侵入者だから。家族がほしいなら自分で作りなさい」 家族なんて一朝一夕になりたちはし...

あなたがゲイなら繊細だったのに

〜キッズ・オールライト㉗〜

あなたがゲイなら繊細だったのに   15歳の息子はまだ姉ほど、ことの事態を飲み込んでいません。 ニックが「あなたがゲイなら繊細だったのに」というセリフ とても効いています。 マイノリティにしかわからない潜在的な不安、 社会とノーマリティへの対応、生まれながらに培ってきた感性、 それらをひ...