あの子が罪へと駆り立てる
アルバート「あの子が人を罪へと駆り立てる。
わいせつの罪。暴行の罪。素晴らしい禁断の罪。あのソバカスや腕。
厚い唇の誘惑には勝てない。
ベビーオイルを持ってきて俺をうつ伏せに寝かせ、馬みたいにまたがり
絹のような髪で俺の背中を打った。
足を器用に揉みほぐされ、俺の毛は逆立った。彼女は上に乗ったまま、
俺に仰向けになれと。俺は指一本も…」
「ウソつき男!」
これはアルバートの言うことが本当だと思うのですけど。
実際に行為に及んだ男が、かくも憧れさえまじえた口吻で
長々と解説するでしょうか。