あの子が罪へと駆り立てる

 

あの子が罪へと駆り立てる

 

アルバート「あの子が人を罪へと駆り立てる。

わいせつの罪。暴行の罪。素晴らしい禁断の罪。あのソバカスや腕。

厚い唇の誘惑には勝てない。

ベビーオイルを持ってきて俺をうつ伏せに寝かせ、馬みたいにまたがり

絹のような髪で俺の背中を打った。

足を器用に揉みほぐされ、俺の毛は逆立った。彼女は上に乗ったまま、

俺に仰向けになれと。俺は指一本も…」

「ウソつき男!」

これはアルバートの言うことが本当だと思うのですけど。

実際に行為に及んだ男が、かくも憧れさえまじえた口吻で

長々と解説するでしょうか。

 

 

(〜「秘密の儀式」〜 )

 

bn_charm