オルガ! オルガ!

オルガ! オルガ!

 

いつものようにオルガを送る。

車にクマの小さなぬいぐるみを忘れていった。

「オルガ!オルガ!」ターは走って追いかけるのだ。

オルガが消えた建物は廃墟同然、人が住めるものではない。

いつもそこで降りていたのは、

オルガは自分の家を教えるつもりはなく、

はじめからターをまいていたのです。

どうして?

ターの地位だけは利用できるけど、

のぼせあがったレスビアンのおばさんに

付きまとわれたらウザイからよ。

 

〜「TAR ター」〜

 

bn_charm