日曜日にランチでもどう?

日曜日にランチでもどう?

 

男子生徒たちの教室での大騒ぎを一喝して取り鎮めたバーバラに、

シーバは感激、日曜日のランチに招きます。

バーバラの喜びようはいじらしいくらい。

「なんて幸せ。空白のカレンダーに予定の旗が立った」

美容院に行き、髪を染め直し、新しい服を買い、花束を携えシーバの

家のドアをノック。シーバの父親のような男性がドアを開ける。

「失礼、家を間違えたわ」「いや、ここでいいんだ、バーバラだろう」

え、え〜? なんて歳の差なの。

シーバは甲斐甲斐しく招き入れますが、バーバラの探りを入れる

目が猫のように光る。

このときデンチは72歳、ブランシェットは37歳。

本作でアカデミー賞主演・助演賞の候補となりました。

 

(「あるスキャンダルの覚え書き」)

 

 

bn_charm