変な、怪しい女がきた
ブレンダはジャスミンの部屋に掃除に入った。
ジロジロ持ち物を見る。カミソリ、男物のジャケット、
見たこともない革のズボン。
保安官のアーニーにオフィスから電話する。
「変な女が来た。ローゼンハイムってとこからだよ。
車もなく、男もなし。持ち物は男ものばかり。
出ていく様子もない。着替えも持っていない。絶対あやしい」
ジャスミンが部屋に戻ると
ブレンダはいなくて掃除機が放り出してある。
やや考えていたが、おもむろに掃除機をとりあげ、
部屋中を清掃し、整頓した。部屋はピカピカになる。
ジャスミンは汚い、散らかった部屋に我慢ならない女。
〜「バグダッド・カフェ」〜