この二人に全てを残す気?
「食べろ、リジー」鳩の丸焼きを食べろという父親。
サディストですね。
叔父もいる晩餐のテーブルで「この二人に全てを残す気?」と
リジーが詰め寄る。
この二人とは継母と叔父です。
叔父が財産管理人になれば継母を抱き込み、姉を手なづけ、
リジーを施設に入れ、財産を我がものとするのは目に見えている。
「叔父さんと母に謝るのだ」「母じゃないわ」
父親に頬を打たれリジーはテーブルから走るように離れる。
父親が追ってくる。
このお父さん、名士かもしれないけど
夜這いはする、鳩は平気で殺す、娘は愛さない、
計算高いだけの義弟に財産を任せるときたら、
寛容でも公平でもない上に品位もない、
少なくとも映画ではそう見えるよう描かれています。