医者から施設を勧められた
外出先から帰ったリジーは父と叔父の相談を廊下で聞いています。
「リジーの症状は?」
「よくない。医者は施設を進めている。見限る口実だろう」
リジーを施設に入れ、残る娘、長女のエマは叔父と仲が良い。
リジーさえ排除すればボーデン家の財産は彼の思うままです。
父親は自分に財産を残す気などないばかりか、
精神病院に一生閉じ込めようとしている。
妻や娘、つまり女性の意見などに貸す耳のない父親の専横に、
これ以上どうしようもない…リジーに殺意が芽生えたのはこの時かも。