可哀想で見てられない
お嬢様を施設に入れればこっちのもの、と珠子は割り切ろうとします。
が、何も知らず自分を信じ切っている秀子が、可哀想で見ておれなくなる。
それに何と言っても美人です。
「今まで私が手をかけた中で最高にきれいだ」。
おまけにお嬢様は「お前の顔を寝る前に思い出す」なんて。
豪邸にたった一人、心を許す話し相手もいなかった深窓の令嬢が
自分に全信頼を預けている。珠子は詐欺師の伯爵なんかより、
お嬢様の味方に、力になりたい…完全に情が移っています。
やばい、しかもお嬢様は着替えを手伝わせる。ますますやばそう。