■今年は「OUT IN JAPAN」も! 第14回香川レインボー映画祭
長く続く秋の映画祭、香川レインボー映画祭は今年ももちろん開催! 今年度は第14回、LGBTなど性とライフスタイルの多様性をテーマとした映画が4作品、上映されます。
上映されるは次の4つのプログラムです。
【Aプログラム】13:00~
「ブエノスアイレス」(原題:春光乍洩)
監督:ウォン・カーウァイ / 1997年 / 香港 / 96分
舞台はアルゼンチン。愛し合いながらも別れを繰り返すウィンとファイ。やり直すためにイグアスの滝へと旅立ちます。しかし道中でまたもや喧嘩別れしてしまい……。
レスリー・チャンとトニー・レオンが破綻と修復を繰り返すカップルを演じます。
【Bプログラム】15:00~
「私はワタシ over the rainbow」
監督:増田玄樹 / 2017年 / 日本 / 約90分
東ちづるプロデュース作品。東ちづるが40人以上の性的マイノリティにインタビューを敢行。40人それぞれの言葉を綴ったドキュメンタリー。
かつてゲイ雑誌の創刊・編集に関わり、現在もHIV陽性者ネットワークなどで活躍しつづける長谷川博史を中心に、ピーター、はるな愛などの著名人ほか生きづらさを感じる当事者たちのメッセージが観る者の心に訴えかけてきます。
【Cプログラム】17:00~
「カランコエの花」
監督:中川駿 / 2016年 / 日本 / 39分
高校のあるクラスで「LGBTについて」の授業が行われます。その授業はそのクラスでのみ行われ、生徒たちの間には「うちのクラスにLGBTがいるのでは?」という噂が……。生徒たちはそれぞれに葛藤し行動を起こしていきます。
性的マイノリティが抱える問題を、当事者ではなく周囲の人々の目線から描き出す作品。レインボーリール東京グランプリ受賞。このプログラムには香川レインボー映画祭バッジがつきます。
【Dプログラム】17:55~
「11歳の君へ ~いろんなカタチの好き~」
監督:今村彩子 / 2018年 / 日本 / 58分
ろうLGBTのそれぞれの生い立ちや仕事、家族のことについてのインタビューを収めた作品。
自分の「性」に直面する「11歳」。小学時代に自分の性をスムーズに受け入れられなかった監督が5人のろうLGBTの学校生活や恋愛、家族や職場を取材したドキュメンタリーです。
上記4つのプログラムの上映のほか、今年度は「OUT IN JAPAN SETOUCHI」が同時開催。「OUT IN JAPAN」とは、日本の市井の人々を含むさまざまな性的マイノリティのポートレートをプロの写真家が撮影し、性的マイノリティを可視化させようというプロジェクト。正しい知識や理解を広げるきっかけとしていきます。
これまで東京・大阪・東北・九州などで開催されてきた「OUT IN JAPAN」が、今年は「OUT IN JAPAN SETOUCHI」として四国初上陸。写真展は10月6日(土)~8日(月・祝日)11:00~19:00(8日は17:00に閉場)、サンポートホール高松市民ギャラリー(香川県高松市サンポート2-1)にて。映画祭の会場から徒歩1分程度の場所です。入場無料。
映画祭会場で「OUT IN JAPAN SETOUCHI」の撮影会も同時開催しています。9月末日まで撮影モデルの募集受付をしています。ポートレート撮影に参加したい性的マイノリティの方はお申し込みください。
モデルのお申し込みはグッド・エイジング・エールズのサイトからどうぞ。
http://goodagingyells.net/contact_outinjapan/
映画祭と写真展。今年は二つの楽しみが一緒にやってくる香川です。映画と写真、両方楽しみましょう!
■第14回香川レインボー映画祭
日時:2018年10月7日(日)13:00~19:20(開場12:40)
会場:情報通信交流館e-とぴあ・かがわ
(高松市サンポート2-1高松シンボルタワー タワー棟4階)
チケット:1日通し券2500円(当日2700円)/ 1プログラム券1100円(当日1300円)
※各プログラム入れ替え制 / 自由席。
※高校生または18歳以下、65歳以上、障害者は各種証明ご持参で無料
主催:香川レインボー映画祭実行委員会
後援:香川県 / 高松市 / 丸亀市
◇公式webサイト:https://kagawa-rff.org/
◇公式facebook:kagawarff
◇公式Twitter:@kagawa_rff