母さん、僕は34歳になった

母さん、僕は34歳になった

 

「34歳になったよ」

「私も同じだけ年をとったのね。長かった?」

「よくわからない」

いつまでヌエみたいな問答を繰り返しているのかイジイジしてきます。

監督もこのへんで切りあげないと、気の短い観客は席を立つとでも

思ったのか、母親にこう言わせる。

「あなたがやるべきことをやって。あなたって写真に撮って見せたいわ。

パパと同じ目をしている」

まったく、ただ何事もなくいい日だった、で終わりそうですが

それを救うのが回想シーンと歌詞。グザヴィエの若さが躍動する。

 

(「たかが世界の終わり」 )

 

bn_charm