「私はルース」「レイチェルよ」

「私はルース」「レイチェルよ」

 

花嫁がヴァージンロードを歩いて入ってくる、披露宴の花の用意をしに出て行くルースとすれ違う。

このシーンのうまいこと。恋に落ちる瞬間を映画にするとこうなる、という、

一言のセリフもない、いい場面。

そのあと二人は披露宴の会場で会い、自己紹介します。

「今回の花係をしています」「あなたが? 素敵だわ」

メーン・キャラの会話が奇を衒わず、しっかりしています。

レナは本作の後「300<スリーハンドレッド>」で王妃ゴルゴを、

「ターミネータ サラ・コナー・クロニカル」で伝説のサラ・コナーを、

「ジャッジ・ドレッド」で最強のビッチと呼ばれることになる「ママ」を。

隅に置けない女優なのです。この時レナは32歳、パイパー・ペラーボは29歳。

二人は前作「地獄の変異」で共演済み。息のあったところを見せています。

 

(「四角い恋愛関係」)

 

 

bn_charm