何やってるの!ゲイと話しなさい
それでも会場のあちこちでお互いに興味を持つ会話があった。
「レスビアンは菜食主義なの?」「私とゾイはビーガンよ」
こっちでは「二人が夫婦なのはわかるけど、僕が知りたいのは…」
「あのこと?」「家事はどっちがやるの?」
そっぽを向いているグループもいた。
ヘフィーナはつかつかと息子たちに近づき
「何やっているの? ゲイと話しなさい!」
「握手もしたし、一緒にビールも飲んだ。
あまり親しくなって誤解されたくない」
母は一喝。「あなたがそんなにモテると思う?
あなたの裸をガキの頃から知っているけど、彼らの方がずっと立派よ!」
問答無用。息子たちはニワトリのように追い立てられゲイグループに。