Diversity Studies

何も変わらない、性が変わっただけ

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑩〜

  「わたしは前と同じ人間。何も変わらない。性が変わっただけ。」 このセリフ、 ウルフの思想をよく表していると思えるのです。 男女という生物学的な性別はあるが、 生まれたあと、 人が縛られるのは「男らしさ」であり「女らしさ」だ、 それらは文化のレッテルに過ぎない、 規制と既成の枠を取り...

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 』

週末はマンガでエンジョイ!ーRiki&Meguのおすすめコミックー漫画、コミック、劇画、マンガーひとつの文化をなすこのジャンル。気張らず、ただただ好きなのでやってます。ほぼ週刊です。今回からMeguさんにも参加いただきました!今週のお勧めはコレだー!『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 』作者 : 谷川...

男の美徳に、忠誠と勇気に乾杯!

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑨〜

  「女は信用できない。男の美徳に、忠誠と勇気に乾杯」 皇女に振られ昏睡状態に陥ったオルランド。 彼が眠り続けるのは変身の予兆なのですけどね。 目が覚めて 「女を表現する言葉は3つ。 どれも口にする価値がない。 女は信用できない」。 かわいそうに、よっぽど応えたのね(笑) オルランド...

君と僕は結ばれる運命だ

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑧〜

  「愛を貫こう、君と僕は結ばれる運命だ」 オルランドというのは 真面目、誠実、純情多感な青年でしてロシアの皇女に一目惚れ。 北国の貧しい領地から 英国の富を求めてやってきた皇女は現実的です。 オルランドはうわ言のように 「酒はウィスキーをやめ、ウォッカにします。 真夜中にロンドン橋で...

美しい脚をおだし

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑦〜

  「そなたこそわたしの勝利。美しい脚をおだし」 美青年オルランドにエリザベス1世がいうセリフ。 「お前をわたしのマスコットにしよう。おいで」 女王のベッドに手招きされ、 オルランドはビビってしまうが、 女王陛下のお望みは脚だけだった。 安心するのはまだ早い、 女王の注文とは「老いては...

女性に思考することはムリだ

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑥〜

  「女性に思考することはムリだ、女にあるのは気取りだけです。」 女性に生まれかわったオルランドは、 貴族の社交界で、 男性たちの女性観をさんざん聞かされる。 ウルフが作家活動に入った20世紀初頭でも似たようなものでした。 女性が教育を受けることはもちろん、 どだい、 教育を受けるに適...

僕のことだよ!

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑤〜

  「僕のことだよ!」 オルランドが言う「僕のこと」とはどんなことか。 「彼は権力と領地、財産を受け継ぐ身であったが、 生まれたときから別のことを欲していた。 オルランドが求めていたのはそういう特権ではなく、 話し相手だった」。 これ、ウルフのことね。 「オルランド」が出版されたのは1...

岸本牧師の幸せ論 VOL.1 はじめまして!

 1996年の会社設立以来、20,000組以上の結婚式を行ってきたキリスト教式結婚式専門「関西ブライダルミッション」。その会社役員でもあり牧師として多数のカップルを幸せへと導いてきた岸本誠さんは、LGBTへの理解を深め、同性婚にも尽力されています。そんな岸本さんに、牧師への道、同性婚への取り組みについてコラムを連載して...

あるがままを愛し、そして立ち去る

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ④〜

  「レナード。わたしたちの間には年月が。限りない愛と限りない時間が。いかなる時も人生から逃れようとせず、人生に立ち向かい、あるがままを見つめ、最後には受け入れ、あるがままを愛し、そして立ち去る…」 「めぐりあう時間たち」の印象的なラスト。 夫レナードに当てたウルフの遺書で締めくくられます。 ...

いつか楽になる日が来る?

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ③〜

  「姉さん、いつか楽になる日が来る?」 ウルフが姉のバネッサに抱きついて泣きながら言う、 このセリフは痛ましい。 病気の予感と創作の中断と狂気に怯え、 ウルフの神経はさいなまれます。 母親を早く亡くしたウルフは、 姉に一生甘え、頼りにしていました。 姉は姉でアマエタの妹に口やかましい...