Diversity Studies

LGBTSの結婚支援。誰でも結婚式はできる!

当事者だけではない、双方向の活動を結婚したい方をトータルサポート  6月30日(金)、当サイトの連載コラム「岸本牧師の幸せ論」でもおなじみ、「関西ブライダルミッション(有)」の岸本誠牧師が、「一般社団法人結婚トータルサポート協会」を設立されました。 全国にはLGBT当事者団体がたくさんあり、それぞれの活動をも...

お前は文学、俺は映画の世界へ

〜美しき男子〜ロバート・パティンソン③〜

お前は文学、俺は映画の世界へ「だれだ、ダリを連れてきたやつは」ブツブツ言いながら学生たちが酔いつぶれたダリを部屋に運ぶ。ダリを寝かしつけ、ロルカとブニュエルは会館の屋上に上がり、夜明けのマドリードを見下ろしながら、夢を語る。ほとんどの学生が、大学時代に同じような経験をします。飲み明かした夜、夜明けの薄明、煙草の匂いのす...

「天才とは?」「僕自身」

〜美しき男子〜ロバート・パティンソン②〜

「天才とは?」「僕自身」「ブラボー!」学生会館にはルイス・ブニュエルがいました。後年ダリとシュルレアリスム映画の傑作とされる「アンダルシアの犬」を撮ります。ルイスはダリに「君の絵の題材は?」と訊く。「反芸術思想、無政府主義、天才の創造物」「天才とは?」「僕自身」「ブラボー!」ルイスは陽気な性格だからよかったものの、普通...

海辺の日、君は「小さな灰」を描きー

〜美しき男子〜ロバート・パティンソン〜

海辺の日、君は「小さな灰」を描き、僕の名を絵に刻んだ時代は1922年、舞台はマドリードの学生会館で、ダリとロルカは出会います。詩人と画家が主人公の作品ですから、やたら綺麗なセリフが登場します。冒頭「海辺の日」とは、ロルカがダリとスペインの北、カダケスに旅行し、創作にふけった日々。波打ち際で焚き火を炊き、夜の海を泳ぐ美し...

「美しい貝ね」

〜美しき男子〜ビョルン・アンドレセン⑩〜

「美しい貝ね」浜辺にいるモールズ夫人に、小さな娘たちが貝をプレゼントする。タジオもいる。夫人は貝を手のひらに置き、「美しい貝ね」と褒める。だれも、タジオも、教授のほうを見ない。この映画は終始、美しく、知的で、静かですが、見事なばかりに活力が一掃されています。人影のない海と砂浜。死の浜辺に美しい貝。ヴィスコンティの、デカ...

「出発は?」「昼食後です」

〜美しき男子〜ビョルン・アンドレセン⑨〜

「出発は?」「昼食後です」ロビーには出発客の荷物が積まれている。アッシェンバッハは目ざとくカウンターのホテルマンに聞く。「あれはだれの荷物だ」「モールズさまのご家族です」タジオ一家だ。「出発は?」「昼食後です」なんと、アッシェンバッハは自分の出発も延ばすのです。彼はよろよろ、すでに感染している。おぼつかない足取りで砂浜...

ベニスは疫病の街です、すぐお発ちを

〜美しき男子〜ビョルン・アンドレセン⑧〜

ベニスは疫病の街です、すぐお発ちをコレラの蔓延はもはや隠しようがなくなった。死者からコレラ菌が発見され、街のいたるところを消毒している。支配人は「明日まで待たず、すぐお発ちを」アッシェンバッハはどうか。ぐずぐず、ぐずぐず、しているのだ。まるで命が惜しくないみたいに。彼はかつて自分がいた「調和とバランス」の世界から、曖昧...

荷物が戻るまで、ベニスを発たん

〜美しき男子〜ビョルン・アンドレセン⑦〜

荷物が戻るまで、ベニスを発たん列車を待っている教授に、手違いがあって荷物がよそに運ばれてしまった、後でミュンヘンに届けると運送業者がいう。それは困る、荷物が戻るまでベニスを発たん、と怒るのですが…。ホテルに戻るゴンドラの上で彼はニコニコしている。上機嫌だ。タジオと離れなくていい、うまい口実ができたわけね。どうしてこう、...

タジオ、お別れだ、幸せに

〜美しき男子〜ビョルン・アンドレセン⑥〜

タジオ、お別れだ、幸せに心の中でアッシェンバッハがつぶやくセリフ。彼がベニスを去るのは、もちろんコレラ感染の恐れもあるけど、これ以上タジオのそばにいると、自分がどうなるかわからない焦燥に襲われているからでもあります。タジオが自分を乗っ取る。アルフレッドなら「乗っ取られたらいいだろ!」というところでしょう。レストランの入...

君の芸術の根底にあるのは平凡さだ

〜美しき男子〜ビョルン・アンドレセン⑤〜

君の芸術の根底にあるのは平凡さだアルフレッドという友人はアッシェンバッハにとってメフィストフェレスみたいですね(笑)。ぐさっとくることばかりいう。「君は小さな過失をいつも忌み嫌う。 いじけた道徳観が完璧な作曲を妨げている。官能に打ち負かされ、 本当の汚れに身を晒せ。君の芸術の根底に何がある? 平凡さだ」アッシェンバッハ...