連中がオレをバカにするんだ〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑳〜 Diversity Studies2017/05/12 連中がオレをバカにするんだ ベイコンがジョージを笑い者にする、ベイコンの取り巻きもそれに倣う、ジョージは孤立していきます。「とにかくストレスが多くて。一緒にいる連中がオレをバカにするんだ」ベイコンにその気はなくとも、成功者がジョージを見るのは所詮「元泥棒の与太者」に対する上から目線です。ジョージは蛇に睨まれた... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
わたしは強い愛人を夢見る〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑲〜 Diversity Studies2017/05/11 わたしは強い愛人を夢見る 相変わらず身勝手なベイコンの独白です。「どんな不幸が彼の目を絶望で満たすのか。わたしは強い愛人を夢見る。宇宙のように無限の男を」彼の目を、というのはジョージの目です。ジョージがベイコンの愛を乞うからうざったくなっている。で、強い男がいいわけね。ベイコンって、天の邪鬼なだけの男ね。相手... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
君は立派だよ。みんな言ってる〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑱〜 Diversity Studies2017/05/10 君は立派だよ。みんな言ってる ベイコンの評判をジョージも耳にすることがある。邪悪で凶暴な、偉大なアーティストだとも聞く。ベイコンはバーの客たちの前でジョージを馬鹿にするし、からかうし、まともに扱わないのに、ジョージはベイコンにこういうのです。「世間は君のことを邪悪な世界の住人だと言っている。でも、君は立派だよ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
君に会う前は俺にも人生があった〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑰〜 Diversity Studies2017/05/09 君に会う前は俺にも人生があった ジョージが声を出して新聞を読む。交通事故や、占い、天気予報、日々のニュースだ。刑務所を出たり入ったりしていたジョージは、学校も出ておらず本を読みなれていない。黙読がなかなかできないのだ。 邪魔になるような大声とは違う。普通の話し声で、自分に聞かせるように読んでいるだけ。かわいい... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
寝ているときさえ嫌なやつだ〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑯〜 Diversity Studies2017/05/08 寝ているときさえ嫌なやつだ とうとうベイコンは隣で眠っているジョージの顔を見ながらこうつぶやく。「寝ているときさえ嫌なやつだ」ベイコンとは薄情な上に傲慢な男でして、ベイコンの名声に憧れた 若い画家が、絵を見てくれと自作を持ってきました。ベイコンは「君の絵を見る必要はない。君のネクタイが才能のなさを表している」... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
フランシス、開けてくれ!〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑮〜 Diversity Studies2017/05/07 フランシス、開けてくれ! 酔いつぶれたジョージをバーに放ったらかしにして、ベイコンは男を家に連れ込んでいる。目を覚ましたジョージはとっくに看板になった店を追い出され、帰ってきたが玄関はしまったまま。雨に打たれずぶ濡れだ。「お願いだ、フランシス、開けてくれ」ガンガン、ドアを叩いてジョージは哀願する。ベッドにいる... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
死の虚空なのだ〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑭〜 Diversity Studies2017/05/06 死の虚空なのだ ジョージとの関係は最悪に陥る。ベイコンは穏やかな関係を維持する能力が、自分に欠落していることがわかっている。孤独はむしろ創作に必要な環境だ。ジョージはちがう。安らぎやなぐさめや、和やかな関係の中で一緒に生きていきたい。ベイコンはジョージがうとましくなる。「耽美には儚さが伴う。彼のほうけた顔に広... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
関係を維持する能力の欠落〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑬〜 Diversity Studies2017/05/05 関係を維持する能力の欠落 ベイコンと気持ちが通い合わなくなって、ジョージは悪夢に悩まされるようになる。毎夜のようにうめく。ベイコンは思う。「関係を維持する能力の欠落。情熱を吸い尽くす創作は、心をおびやかす。優しさは絵筆を通してしか表せないのか。それすらわからない。本能で伸ばす手。背骨の曲線に沿って走らせる指先... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
わたしの彼女が最高に上手なの〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑫〜 Diversity Studies2017/05/04 わたしの彼女が最高に上手なの テーブルを囲んだ顔なじみたちが、牡蠣やロブスタをむしりながら喋っている。レモンを絞った牡蠣の汁をチュチュッとすする音があちこちで。バーの女将のティルダ・スウィントンが何気に「わたしはオラルのみよ。わたしの彼女が最高に上手なの」「ちょっと」と誰かが制し「シーフードがだいなしよ!」ホ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
相手の男の快楽のためにのみ〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」⑪〜 Diversity Studies2017/05/03 相手の男の快楽のためにのみ存在する 「相手のためにひたすら尽くすのはカタルシスだ。すべての責任を放棄し、命令で動き、自ら決断することは何もない。相手の男の快楽のためにのみ、存在するのだ」ここでいう相手とはベイコン自身のこと、つまり、ジョージはベイコンの快楽のためにひたすら尽くす、ベイコンの命令で動き、自ら決断... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments