ゲイ映画のキメ台詞

僕を誘拐犯に仕立てたな

ファム・ファタール⑯〜

  僕を誘拐犯に仕立てたな   身に覚えのない身代金恐喝のメールが 知らないうちにハリーのパソコンから送信ズミになっていた。 ハリーが血相変えて詰め寄る。「ワッツ夫人!」 「リリーと呼んで」 また一つ謎が。ロールは自分をリリーと呼んでくれと言っている。 どこかで出てきた名前で...

大使館は捜査を必要としません

ファム・ファタール⑮〜

  大使館は捜査を必要としません   大使はにこやかに応対します。 「妻に聞いたら車はバルド氏に貸したそうです。問題ありません」 大使はさっさと座を外しあとは秘書が引き取ります。 彼女の対応は官僚の模範ともいうべきで、さすがの刑事も付け入る隙が ありません。 こんな具合です。...

米国大使が妻を殴る?

ファム・ファタール⑭〜

  米国大使が妻を殴る?   「ワッツ夫人は喘息の持病があって僕が薬を買いに行った。 夫人は自殺するつもりだったのを僕が止めたんだ」 ハリーは懸命に釈明します。 「夫人が自殺する理由は?」 「別れ話をして夫に殴られたからさ」 「米国大使が妻を殴る?」 「夫人の顔にあざがあっ...

警察ですか、男が薬局の前で

ファム・ファタール⑬〜

  警察ですか、男が薬局の前で   電話を取り上げ「警察ですか。男が薬局の前で女を襲ったの。 彼が車を盗んだのよ」 通報したものだから、たちまちハリーは御用。 問答無用で警察にしょっぴかれます。「俺ははめられたんだ!」 刑事「車に銃と女性の服があり肝心の女性がいなかった」 「...

僕をハリーと呼んでくれ

ファム・ファタール⑫〜

  僕をハリーと呼んでくれ   ハリーはパパラッチしたロールに一目惚れ。 あとを付け回し強引にホテルの部屋に入り込みます。 「僕をハリーと呼んでくれ」 聞けば貧しい気の毒な身の上。 ロールは大胆に服を脱ぎ、「急にあなたが愛しくなって」なんて言い出す。 このあと何が起こったのか...

あの女を一瞬も忘れなかった

ファム・ファタール⑪〜

  あの女を一瞬も忘れなかった   南フランス刑務所通り。 ブラック・タイが出所しました。バスを降り、迎えの車を待っている。 「シャバの空気はうまいな」 監獄に入った時と同じ服を着ています。白シャツにべっとり血の跡が。 でもおかしい。みょうに血が赤すぎる。昨日ついた血みたいです...

ワッツ夫人を誰も見たことない

ファム・ファタール⑩〜

  ワッツ夫人を誰も見たことない   カメラマンのハリー(アントニオ・バンデラス)が雑誌に売り込む ネタを探しています。パパラッチです。 「ブルース・H・ワッツを知っているか?」と仲間に訊かれる。 「新任の駐仏アメリカ大使の?」 「ワッツ夫人を誰も見たことがない」 「忙しいの...

ファーストクラスへ

ファム・ファタール⑨〜

  ファーストクラスへ   場面は変わり、ロールが機内にいます。 「航空券のダブルブッキングです。 申し訳ありません。ファーストクラスへ」案内された。 隣には男性が。彼はコンピュータで大儲けをして大学に入り直し 外交を勉強してポストについた。ワッツという人。 子供が死んだと泣...

神様、私を二人の元へ

ファム・ファタール⑧〜

  神様、私を二人の元へ   部屋の主、リリーが帰宅した。外は雨。ずぶ濡れです。 バスルームの隙間からロールが見ている。 デ・パルマ監督の癖(へき)である「のぞき」です。 リリーは遺書を書く。左利きです。 ロールは右利き、リリーは左利き、ロールは金髪 リリーは黒髪。 ミステ...

3時33分

ファム・ファタール⑦〜

  3時33分   ロールがバスタブに浸かる。時計があり時刻は3時33分。 この時刻はシーンを変えて繰り返し出てきます。 ロールはお風呂で気持ちよくなり、うとうとする。だんだん体が沈む。 蛇口から流れ出るお湯。外は雨。 とにかくこの映画は水のイメージがふんだんに使われます。 ...