ワッツ夫人を誰も見たことない

 

ワッツ夫人を誰も見たことない

 

カメラマンのハリー(アントニオ・バンデラス)が雑誌に売り込む

ネタを探しています。パパラッチです。

「ブルース・H・ワッツを知っているか?」と仲間に訊かれる。

「新任の駐仏アメリカ大使の?」

「ワッツ夫人を誰も見たことがない」

「忙しいのだろ」

「カメラを避けるのは過去に後ろ暗いことがあるからだ」

ということでワッツ夫人をフォーカスすることに。

ロールはアメリカ大使夫人に収まっていました。

彼女はフランスに来ることを非常に嫌がり、夫婦喧嘩に発展した。

そらそうね。犯罪の現場はカンヌでしたもの。

ところで相方の“蛇女”はどこに? 1000万ドルのダイヤはどこに?

映画の迷宮は徐々に深まっていきます。

(「ファム・ファタール」 )

 

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