Diversity Studies

愛しあい、その愛もいつか消える

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」③〜

愛しあい、その愛もいつか消える妻との10年間の幸せだった結婚生活をふりかえったグザヴィエの感慨。可愛い子供が二人。グザヴィエは息子と娘を愛し、子供達もパパが大好き。妻は恋人のいるニューヨークで暮らすと決め、子供たちを連れて行く。「あれほどの愛が消えるなんて」結婚生活も10年たつと、消える、のではなく、愛が変質する実感を...

わたしが魂を売る女だとでも!

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」②〜

わたしが魂を売る女だとでも!ウェンディは脚本家です。ギザヴィエが仕事を断ったとわかる。「脚本料が高いのに断るの?」「くだらなさすぎて書く気がしない」へえ…妻は面白くない。「わたしだってお金のために書くことはあるわ」「君にはできるさ、僕には無理だ」「何よ、わたしが魂を売る女だとでも?」グザヴィエは慌ててい直すがウェンディ...

なぜ僕の場合こんなダメ人生なのか?

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」①〜

なぜ僕の場合こんなダメ人生なのか?相変わらずヘタレのグザヴィエ。いいやつなのについてない。小説もやっと売れ始めたのに、彼の憂鬱気質は果てしなく落ち込みます。おまけにニューヨーク出張から帰った妻ウェンディが「話があるの。新しい出会いがあったの」ああ、やっぱり…グザヴィエはガクッ。前脚を折る。青春三部作いよいよ最終章。&n...

日々の暮らしも愛の一部なのよ

〜青春三部作「ロシアン・ドールズ」⑩〜

日々の暮らしも愛の一部なのよとりとめのない自分の生き方に、自信を失っているグザヴィエに、ウェンディはこういう。「日々の暮らしも愛の一部なのよ」感傷的なグザヴィエに比べ、男で苦労し、仕事で苦労し、自分の体一つで生きていくには、どんな山を越え、谷を渡らねばならぬか。「日々の暮らしの束縛? 甘ったれンじゃないわよ!」と普通な...

そして日々の暮らしに束縛されていく

〜青春三部作「ロシアン・ドールズ」⑨〜

そして日々の暮らしに束縛されていく燃えるような恋はどこへいった、激しい燃焼は燃え尽きたのか。一糸まどわぬ姿で大通りを、恋人を追いかけて走った夜。狂っていたが厭わなかった。お互いへの愛を確認するためなら何だってしただろう。だが今はどうだ。かつての炎は、日常の繰り返しと日々の暮らしに束縛され、過去のものになってしまうのだ。...

京都精華大 「ダイバーシティ推進宣言」

多目的トイレや学籍簿の名前変更も  京都市にある京都精華大学はこの春、同校ホームページにて、「ダイバーシティ推進宣言」を発表しました。性的少数者や外国人、障害者などさまざまな差別をなくして、多様性を認める環境を育もうという取り組みで、心と体の「性別違和」に苦しんできたポピュラーカルチャー学部の非常勤講師で音楽...

バルセロナがなつかしい

〜青春三部作「ロシアン・ドールズ」⑧〜

バルセロナがなつかしいグザヴィエたちは異国に来て、久しぶりに再会した「スパニッシュ・アパートメント」の友だちと、ひとときを過ごす。だれかがいう。「バルセロナがなつかしい」。そうだ。現実の挫折も失敗も知らず、社会や人や仕事を、好きなように批判できたあのとき。彼らは社会の中堅と呼ばれる域に入り、責任も重くなってきています。...

深夜食堂

週末はマンガでエンジョイ!ーRiki&Meguのおすすめコミックー 漫画、コミック、劇画、マンガーひとつの文化をなすこのジャンル。気張らず、ただただ好きなのでやってます。ほぼ週刊です。Riki&Megu凸凹コンビでお送りします。今週のお勧めはコレだー!  阿倍夜郎『深夜食堂...

人は変われる。乾杯!

〜青春三部作「ロシアン・ドールズ」⑦〜

人は変われる。乾杯!ロシアで結婚する友だちのために、式に出席した7人の仲間たち。相変わらずヘタレのグザヴィエだが、みなそれぞれに道を模索しながら社会人となり、はや30代。「人は変われる。乾杯」人生の門出に立つ若いカップルに贈る、とてもいい乾杯の言葉。センスのいいセリフです。そうだ。未来は変えることができる。乾杯。&nb...

美しさだけではない何かに惹かれるの

〜青春三部作「ロシアン・ドールズ」⑥〜

美しさだけではない、他の何かに惹かれるの。あなたの欠点こそ最高なの。 完璧でないものを愛するの。うだつのあがらない現状を、女とセックスでやり過ごしているグザヴィエが、スパニッシュ・アパートメントの仲間の一人だったウェンディにいう。「僕は地球上でいちばんダメな男だ」。ウェンディはDVのヒモ男で苦労した。「あなたはわたしに...