どうか許してほしい
ジュールズがバラバラになった家族と向き合います。正面から。
「ママたちは危険な状態よ。結婚って難しい。
ふたりの人間がお互いに苦労に耐え、年月を重ねる。歳をとり、変わりながら
あまり一緒にいると時として、相手を見失い、
目に映るのは自分の醜さの影だけ。
話し合おうともせず、少しずつ道を外れていき、愚かにも誤った判断を下す。
私のようにね。
自分がみじめよ。あなたたちやニックを愛しているから。
なぜ一番愛する人を傷つけるのかしら。
ロシア文学を読めばわかるかも…。
とにかく自分がしたことを心から後悔している。どうか許してほしい。以上よ」
いいスピーチね。このままどこかで引用する人がいるかも。
ニックはこらえきれず泣きます。