彼女が頼れるのは私しかいない

彼女が頼れるのは私しかいない

 

情事が明るみに出た。少年はなんといったか。

「遊びがマジになったらヤバすぎる。先生は学校のこと、

子供のこと、夫のこと、自分のこと、いろんなトラブルを抱えて

いるだろうけど、僕は力になれない」とケロリ。

思春期の少年は残酷よ、セックスが満足したらあなたを捨てると、

バーバラがいった通りになりました。

あてもなく、夜の街にたたずむ蒼い影のようなシーバを見つけ、

バーバラはかけよる。

シーバはうめくように泣きます。ブランシェットの声の演技いいですね。

バーバラの独白はこう。

「少年はシーバを雑魚のように手ひどく扱った、今や彼女が頼れるのは 

私しかいない」

バーバラの快哉が聞こえるようです。

 

(「あるスキャンダルの覚え書き」)

 

 

bn_charm