牛肉を当てて
女王には痛風の持病がある。
激痛にのたうつ女王は大泣き。サラが走ってくる。
「牛肉を当てて」(熱をとるのに用いる)
手当しながらサラが語りかける。
「私たちの出会い、覚えている?」
「意地悪な男の子が私を押さえつけ、顔中にヨダレを垂らした」
「それから?」
「足音が聞こえた。ピンク色の靴が近づき視界から消えた。
蹴る音がして男の子が倒れた。
あなたは私を起こし“私はサラよ。ヨダレを拭かなくちゃ”」
「彼の外れた顎を覚えている?」
サラの看護を受け、声を聞くうちに女王は落ち着いた。
女王と臣下以上の情愛のわかるシーンです。
〜「女王陛下のお気に入り」〜