ビフスラン

ビフスラン

 

舞台は成功だった。みな喜びあった。

一緒に祝いたい。トーベはヴィヴィカの楽屋を訪ねる。

「ビフスラン」と声をかけた。

ビフスランはヴィヴィカ。トフスランがトーベ。

二人で作った世界の、二人だけの呼び方だ。

「ビフスラン」返事はない。

テーブルには白ワインとグラスが２つ。

自分を待っていてくれたのだとトーベは思う。

ドアの向こうに人の気配があった。

開けると裸の女性とヴィヴィカが抱き合っていた。

 

 

〜「TOVE トーベ」〜

 

 

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