これが僕の両親です
「母はひとりです」そう答えたのはヴァルだ。
カツラを取ったアルバートを指し
「僕の母です。階下のクラブのスターです」
「なに?」オカマクラブのスターだ?
キーリーは理解不能に陥る。
「僕とバーバラのためにみながウソをついてくれたのです。
アルバートとアーマンドが僕の両親です」
続いてアーマンドがアルバートを
「これが僕の妻です」そしてキャサリンに向き
「これがヴァルを産んだ女性です」
キーリーの思考は完全にストップ。
〜「バードケージ」〜