私は古い女でして

 

私は古い女でして

 

アルバートが自己紹介します。

「私は古い女でして、女が家庭を顧みず、外で働くのに反対ですの」

「賛成だ。心強い。我々は趣味が合いそうだ」

改めて室内を見渡し

「小難しい本や、ワケの分からん絵画もなく十字架だけ。

堅実な温かい家庭だ」

すっかり評価が変わりました。

ヴァルに「お母さんは素晴らしいインテリだ」と褒めちぎります。

アルバートの堂々とした振る舞いが、

ちっとも疑念を抱かせません、偉いわね〜。

 

 

 

〜「バードケージ」〜

 

 

bn_charm