私と来て勉強するのよ
ノエミの妹への言葉は続く。
「兄弟から命令され奴隷のように生きたい?
夫にも一生命令されるわ。子供は売られ自分は何の権利も持てず」
ゾッとするような差別と虐待の中で生きてきたノエミは
妹が同じ轍を踏まないために必死で説得します。
しかし外の世界を知らない妹は(女はそういうものなのだ)という
漠然とした刷り込みしかない。
「勉強するのよ」と言う姉の言葉は、
妹を目覚めさせるのは
教育しかない、という強い思いがあります。
〜「女はみんな生きている」〜