ステージ4の肺ガンです
ニューイングランドの名門大学で英文学を教えるリチャードは終身教授。
真面目一筋に勤めてきた。ある日「ステージ4の肺ガン」宣告を受ける。
「発見が遅かったので脊椎と副腎に転移の疑いがあります。
大学とご家族に知らせてください」
「残った時間は?」
「治療すれば1年、運が良ければ1年半」
「しなければ?」
「半年でしょう」
リチャード、呆然と医師の元を辞去する。
本作は死という重いテーマが明るく描かれた作品です。
ジョニー・デップのキャラのせいもありますが、
ウェイン・ロバーツ監督が死を「絶望でない在り方」として
捉えているからと思えます。それをジョニデはどう演じるか。
私生活では離婚裁判や家庭内暴力、アルコールにクスリ依存症、
話題に事欠かない俳優で、しかも離婚の理由は
容色が衰えたからなど、手厳しい批判を書かれましたが、
公開時55歳。初老ですが、何か衰えないものがありました。
〜「グッバイ、リチャード」〜