ウィリーの新作は世界を変える
「学校のクロディーヌ」は作者ウィリーとして発表された。
瞬く間に反響を呼び「ウィリーの新作は世界を変える」と絶賛。
「パリ中の人々が彼を天才だと賞賛している」とシュウォヴ。
「あなたは?」とコレット。
「あの本を書いたなら天才だ」とシュウォヴ。
コレットもシュウォヴもゴーストライターの仁義を守ります。
でもそれ以上に、コレットは夫の役に立ち、彼を喜ばすことを
自分の喜びとしていたのです。
コレットにとって、ある意味、幸福な時代でした。
〜「コレット」〜