「エニグマ」
1931年ロンドン。ブレッチリー無線機製造所に一人の青年が訪れる。
紹介書には「数学の天才だと書いてある」
英国海軍デニストン中佐が面接に当たる。
青年はアラン・チューリング27歳。中佐はドイツ語のできないアランに
どうやってドイツ語の暗号通信を読み解くのかと質問します。
「ドイツ語の暗号はパズルです。ゲームと同じだ」
不採用にしようとした中佐に青年がつぶやく。「エニグマ」
中佐はハッとする。ドイツの暗号機「エニグマ」の解読こそが
ブレッチリーの最高機密だったからです。
(「イミテーション・ゲーム/ エニグマと天才数学者の秘密」 )