あなたのこと大嫌いよ
ドアの隙間からダイは見ました。
エヴァ先生はフィアマの胸に狂おし気に頬を寄せ、
吐息のようにささやいている。「私にさせないで」
ダイは再び修羅の虜となります。
「フィアマは処女じゃない。男をたぶらかし今度は先生を誘惑した」
そう言いふらす。
フィアマはエヴァ先生の情熱が重苦しくてたまらない。
ついに宣告する。「私はあなたが大嫌いよ!本性をばらしてやる」
フィアマが敵に回ってしまった。
生徒への性的虐待になるのは明らかだ。巻き返さねば。
先生はしょんぼりと失意に沈む。心配するダイにはかなげにいう。
「また旅に出るわ。アジアに。シルクロードに」