自由になりたかった
子供時代のダラスが大きな雪だるまを作っていた。
写真を見ながら「やんちゃね」とジャスミン。
ダラスはレッテルを貼られることを嫌い、
自分は言葉で規制される単純な存在ではないという。
「男になりたかった?」と訊くジャスミンに
「自由になりたかった」と答える。
ダラスにすれば、人間はレッテルを貼るだけで理解できる単純なものではないと言いたかったのでしょうし、
ダラスが位置するジェンダーフリーの生き方など、レッテル貼りの対極にあります。
既存の社会や考え方が抑圧を強いるすべてから自由になりたかった。
この映画のキモはここにあります。