俺を怒らせるな
ブラピが捕まりました。
聴取に当たった刑事のハルは、コソ泥に分不相応な所持金6000ドルに
ピンときます。
「女を食い物にするチンピラ。お前が金を盗んだからテルマは強盗を働いた。
おかげで彼女らはとんだことをしでかした。
お前が盗まなきゃ、彼女らは無事だったのだ。この虫ケラ野郎、知っている
ことを全部吐くんだ。吐かなきゃ二度と日の目を見せてやらんぞ!」
義理人情に厚いハル刑事のオファーは、ハーヴェイ・カイテルには意外でした。
彼が似合う役とは正反対の「同情的な男」だったからです。
でもスコット監督は「ハーヴェイはもともと繊細な男だ」とわかっていた。
期待に応えたハーヴェイは、俳優としての新局面を開きます。